住宅ローンは総量規制対象外になる?

 総量規制の理解では、最も分かりやすい内容として、対象となるものと総量規制対象外のローンに該当するものを把握しておく必要があります。規制においては、年収の3分の1を超える借入ができないことは広く認識されており、ここでは、まず、どこからの借入が対象となるのか理解をする必要があります。
対象となる借入先としては、消費者金融、信販会社、クレジット会社があり、通常の銀行からの借入に関しては総量規制対象外となります。注意が必要となるのは銀行がグループの1つとして消費者金融等の規制対象部門を有しているケースがあり、この場合の融資は銀行グループであっても総量規制対象外とはならないために注意が必要です。
住宅ローンに関しては、そもそも、消費者金融等では商品としては設けておらず、そのほとんどは銀行扱いとなるために総量規制対象外となります。また、住宅ローンは総量規制における「除外」、「例外」に該当しており、仮に銀行外からの借入であっても対象外として判断されることになります。まず、「除外」においては規制対象外の内容の1つに、「不動産購入または不動産に改良のための貸付け(そのためのつなぎ融資を含む)」とあり、住宅ローンが該当します。
「例外」においては、預金取扱金融機関からの貸付けを受けるまでの「つなぎ資金」に係る貸付け(施行規則第10条の23第1項各号)が関係し、ここでは、住宅ローンが実行されるまでの借入が総量規制対象外として定められています。
住宅ローンが規制対象外となっている理由には、多くは高額な借入となることがあり、仮に対象とされた場合には相当の年収のある人しか住宅を購入できないことになります。つなぎ融資に関しても、実際においては銀行から行われており、「例外」として該当する前に規制の対象外の範囲ということになります。